ゲンカイツツジ(春)
2009.06.24 Wednesday
春、落葉樹が葉を落とし、冬枯れの景色が広がる3月初旬の浅茅湾で、「ゲンカイツツジ」がいち早く花を咲かせて対馬に春の訪れを告げます。初春の出会いと別れの季節に浅茅湾を淡紅色に染めるゲンカイツツジは、島人にことのほか愛され、対馬市の花にも指定されてます。
ゲンカイツツジは中国地方・四国北部・九州北部・対馬・朝鮮半島などに自生するツツジの仲間で、日本の他の地域では山地でしか見ることができませんが、対馬では海水を浴びるような海岸近くにも多く自生しており、波穏やかな浅茅湾でのシーカヤックからの「花見」は格別の楽しみです。
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